日本の金融大手SBIホールディングスは3月31日、米国のマディソン・ガーデンと提携交渉を開始し、日本に大型の没入型球体アリーナを建設することを検討していると発表した。東京・お台場で、ラスベガスで有名な「Sphere」の日本版を目指し、若年層と訪日観光客をターゲットに、新たな顧客層の開拓に取り組む方針だ。
SBIはお台場に選定、3,500億円を投じて日本のSphereを建設
計画によると、同アリーナは東京・お台場を候補地とし、建設コストは約3,500億円(約22億ドル)と見込まれているが、世界的なインフレや建設コストの変動の影響で、最終金額は5,000億円近くまで上方修正される可能性がある。アリーナの設計は全面を覆う球体構造を採用し、360度LED表示システムを備える。没入型の映像体験と大型コンサートを主軸とし、約2万人を収容できる見込み。
SBIの取締役会長兼社長である北尾吉孝は、本件は同社が「どうしても推進する」コア計画だと強調し、これにより新たな顧客基盤を築くと明言するとともに、既存の金融業務との相乗効果も生み出すとした。同社はまた、このアリーナは日本政府の「Cool Japan」戦略の重要な担い手になる可能性があり、アニメ、ゲーム、音楽などのIPを通じて、新世代の大型コンテンツ体験プラットフォームを構築するとしている。
SBIは東京のSphereを資産のトークン化と組み合わせる予定
アリーナそのものに加え、SBIは「金融+エンターテインメント」の統合方針も明確に打ち出した。報道によれば、同社はエンタメ資産とデジタル金融商品を組み合わせる計画で、デジタル証券や資産のトークン化を含め、新たな投資商品や収益源を開発する。また、日々の定常的な番組編成を通じて安定したキャッシュフローを構築し、単発の大規模イベントに依存しない考えだ。
資本・産業の協業の面でも、SBIは同時に、2026年までにTokyu Fudosan Holdingsの約0.7%の株式を取得することを発表した。併せて同社は、SBIが新設する規模1,000億円のエンターテインメント産業ファンドに50億円を出資し、エンタメ施設の運営に関する経験も提供する。SBIは、今後は協業の進捗を見ながらさらに持ち株を増やし、最大で約1.4%まで引き上げる可能性があると述べた。
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