ゲートニュース メッセージ、4月21日 — スウェーデンのプライベートエクイティ企業EQTは、最新のアジア・バイアウト・ファンドとして156億ドルを調達した。これは同地域向けとして史上最大の資本プールで、世界の投資家が地政学的緊張の高まりとボラティリティのなかで米国から分散していることが背景にある。
このファンドは2024年8月に立ち上げられ、当初目標は125億ドルだった。資本は3つの主要地域から集まり、米国はコミットメントの約30%を占めた一方で、アジアとヨーロッパは相対的な伸びが速く、両者は米国と合わせて全体の80%を構成した。残りは中東とプライベート・ウェルスのチャネルからのものだった。資本の約75%はアジア国外に由来しており、海外投資家が安定したリターンを求めてこの地域に目を向け、かつ規模の拡大されたプラットフォームを利用し始めている。
資本の約3分の1は75人の新規投資家からもたらされ、そのうち45人超は、これまでアジア・ファンドに投資していなかった他のEQTファンドからのクロス投資家だった。EQTアジア会長のジャン・サラタは、機関投資家は依然として米国に強く結び付いているものの、イランをめぐる紛争が資産クラスをまたぐ地域分散の論拠をより強固にしたと指摘した。
この資金調達は、KKR & Co.の2021年に設定された$15 billionという従来の記録を上回り、2022年に112億ドルでクローズしたBPEA VIIIよりも約40%大きい。EQTは、2026年からの今後5年間でアジア投資を$110 billion規模まで3倍にすることを目指しており、欧州での展開を上回る方針だ。この節目は、アジアにおけるセンチメントの改善を示しており、撤退(エグジット)の増加や、流動性の圧力を和らげるための継続ビークルの活用によって後押しされている。さらに、投資家の間で、実行力が高く、着実な実績を持つトップクラスのマネージャーを好む傾向が高まっていることも背景にある。